表参道研究所 - OMOTESANDO LAB

女性が美しく生きることとは何か(シリーズ第4回:木下有希子さん)

「あきらめずに最後までやり抜く」

木下有希子(きのしたゆきこ)さん
元・SKE48のメンバー。コロンビア人の母と日本人の父を持ち、15歳でデビュー。SKE48卒業を経て結婚。現在一児の子育てに奮闘

明るい笑顔がとても印象的な木下さん。木下さんが考える美しく生きることとはどういうことなのか、またそう思うようになったきっかけなどを教えて頂きました。

「そうですね、自分が好きなこと、掲げた目標ややりたいことをやっている人にとても魅かれます。やりたいことをやれてるってすごいことだと思うんです。出来ない条件を並べることは簡単ですが、それをこなしているっていうのはたくさん努力や頑張りがあると思うんですよね。そういう生き方が出来る人こそ、本当に美しいなって思います。」と木下さん。このような考えに至るきっかけにはこれまでの人生に大きくかかわってきたご両親やご主人の存在があるのだとか。「小さいとき空手を習っていて、なんとしても黒帯で初段まで行って一番になりたい!という思いがあったんです。でも簡単なことではなくて。そんなときに弱音が出ると『一回言ったことは最後まであきらめないで頑張れ!』と、父に言われました。そこから頑張って努力し目標を達成。父からの言葉に背中を押され、成功経験をさせてもらったんですね。当時はやめさせてもらえなかった気持ちが強かったけど、今ではやりきったと思えるまでやらせてもらったんだなと、とても感謝しています。その経験がのちにSKE48時代でもかなり支えになりました。」

 

現在結婚し、子育てに奮闘中の木下さん。子どもと向き合う時間が多い日々に幸せを感じつつも自分を見失うのではと悩んだこともあったそう。

「今思うと、初めての子育てで頑張りすぎていたんです。自分のやりたいことも見失わないようにしないといけないと思うようになりました。そんなとき周りを見渡すと、自分のやりたいことに素直に向き合い頑張っている人に囲まれていることに気が付いたんです。主人がまさにフットワークのいい人で、目標のためにすぐに動き出せるタイプ。そして母も同じく目標を持つと奔走するタイプで、美容やネイルのことを勉強しにコロンビアへ渡り、良いものがあると聞けばブラジルに飛んで日本に持ち込んだり。そんな母には『子どもが第一!でも子供を理由にしてあきらめてはダメ。やろうと思えば自分次第よ。』と言ってもらい、目が覚めました。ずっとやりたいと思っていた美容やファッションのことについて最近勉強を開始したところです。置かれた状況で出来ることをやり、最後まであきらめないで目標を持ちたいですね。」

そんな木下さんの笑顔のなかに、美しく生きることの活力が満ちていました。

 

バトンを渡したい人
高田しおりさん(元・SKE48  第一期生)

木下さんが今ロールモデルにしたいとあこがれている高田さん。自身のブランドを立ち上げ、アクセサリーデザインを手掛けているそう。「自分の得意なことやりたいことを形にして前進している高田さんはまさに私の理想です。そんな高田さんにバトンをつなぎたいと思います。」


【企画概要】
表参道研究所のブランドメッセージ「よく生きることが、人の美しさにどうつながっているのか」をテーマに、格好よく生きている女性を掘り下げていきます。インタビューを受けた方は、自分が推薦したい人を<バトン形式>で繋いでいく連載企画です。