表参道研究所 - OMOTESANDO LAB

女性が美しく生きることとは何か(シリーズ第1回:千代川澄凛)

「原点に立ち返り、頑張る女性の力になりたい」
千代川 澄凛(ちよかわ すみれ)
表参道研究所 代表

「女性が美しく生きることとは何か」をリレー形式でお話しいただくシリーズ。
記念すべき第1回目は表参道研究所代表の千代川澄凛さんにお話を伺います。

国際結婚を経て、現在1児のママでもある千代川さん。

「勤めていた商社では、今とは全く違う仕事をしていました。新たなステップを踏み出そうとしたのは、『ものづくりがしたい!』という長年の思いがあったからです。」

実は千代川さん、学生時代は建築の勉強をしていたのだそう。

「東京大学在学中は建築学を専攻していました。オリンピックで近年注目されている国立競技場を設計した、隈研吾先生のご指導のもと、建築の魅力にすっかりハマり、大学院にも進学。建物を創り出すことへのあこがれや夢に熱中していました。ですが、いざ就職活動となると建築家への道が険しいことと知っていたので進路を変えてしまったんです。そのことが少し心のどこかに引っかかっていました。縁あって三菱商事に入社。新たな発見や学びも多々ありました。やりがいもあり、結果的に今につながる幅広い人脈にも恵まれましたね。」

気持ちを切り替えて順風満帆のキャリアを重ねていた千代川さん。あるとき、ステップアップのタイミングを直感したのだそう。

「商社時代に扱った化粧品開発のプロセスに関わるうちに、私はそっち側の仕事がしたい!と、ふと思いました。ものづくりへの情熱が再燃した瞬間でした。ちょうど結婚・出産も重なり退社。今が人生のステップアップと、自分の心に素直に動き始めました。建築模型から化粧品へと形は変われど、根っからものづくりが好きなんだなと(笑)ようやく止まっていた歯車が動き出したわけです。そこから自分の目で足で集めたものが形となり、それを使った身近な人が喜んでくれたことに活力をもらい、その延長上にこの会社があります。」

千代川さんはものづくりを通して同じ女性の力になりたいのだそう。

「女性が生き生きと輝けるよう支える製品をつくり続けること、それが使命だと思っています。」

年を重ねると軌道修正しにくいものですが、千代川さんの素直に本心と向き合い原点に立ち返ったものづくりへの思いと、使命あふれるまなざしに、美しく生きるヒントをもらえた気がしました。


バトンを渡したい人
高城 亜樹さん(元AKB48)
芯が強く、ママとしても美しく生きていらっしゃる、高城亜樹さんにお渡しします。


【企画概要】
表参道研究所のブランドメッセージ「よく生きることが、人の美しさにどうつながっているのか」をテーマに、格好よく生きている女性を掘り下げていきます。インタビューを受けた方は、自分が推薦したい人を<バトン形式>で繋いでいく連載企画です。